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2006

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(2006. 12. 22) CSACSA Illustrata を公開 学術雑誌 665 誌の図表、写真など 300,000 点以上が検索可能に。

(2006. 12. 22) 欧州研究委員会科学委員会 (Scientific Council of the European Research Council) がオープンアクセスについて声明 ERC が助成した研究成果論文のリポジトリへの提出を義務化する。

(2006. 12. 20) Public Library of Science (PLoS)PLoS One (ベータ版) を開始 オープンアクセスで公開査読方式、全科学分野を対象、8 月より投稿を受付け、100/月以上の投稿がある。

(2006. 12. 20) BioMed Central論文処理料金 (Article Processing Charge) を値上げ £750 ($1485) から£850 ($1685) へ、2007. 1 より。

(2006. 12. 11) 欧州分子生物学機構 (EMBO) がその雑誌にオープンアクセス・オプションを導入 発行者の Nature Publishing Group と共同で、EMBO Journal と EMBO 報告書、2000 ユーロ、またCreative Commons の「帰属、非営利、再利用同一条件」を適用。

(2006. 12. 6) Microsoft が Windows Live Book Search のベータ版を公開 CDLINFO Newsletter, December 14, 2006, Vol. 9, No. 20

(2006. 12) Nature が公開査読の実験を中止 参加者が少なかったため。

(2006. 11. 29) 情報アクセス連盟 (Information Access Alliance: IAA) が Wiley による Blackwell の買収について司法省に調査を要求 IAA は米国の主要図書館団体の連合体

(2006. 11. 28) 米国科学発展協会 (American Association for the Advancement of Science) が Science 誌における幹細胞論文の捏造についての委員会の結論を公表 ハイリスク論文には特別の手順が必要、共著者の役割の明確化、より多くの一次データの公表、他の著名誌、たとえば Nature などと協力して基準の作成、などを提言。

(2006. 11. 17) John Wiley & Sons, Inc.Blackwell Publishing (Holdings) Ltd. を買収すると発表 16 億 5000 万ドル、2007 年前半に買収完了の予定。

(2006. 11. 3) CERN が素粒子分野のオープンアクセス出版を提案 各国でコンソーシアム (SCOAP3) を結成。

(2006. 11. 3) OpenDOAR がオープンアクセス・リポジトリの検索サービスの試行開始 Google の索引と Google Custom Search Engine を利用。

(2006. 10. 2) 英国化学会 (Royal Society of Chemistry)RSC Open Science を発表 Communications: £1000, Primary Paper: £1600, Review: £2500。

(2006. 10. 1) ElsevierWellcome Trust の助成研究論文の公開について合意 著者は Elsevier に $3000 (Cell は $4500、Lancet は 400 ポンド/page) を支払い、Wellcome Trust がこれを補填する。Elsevier は採択原稿 (校正済) を PubMed Central とそのミラーに送付する。Elsevier サイトの論文は無料公開される。

(2006. 9. 22) 大学の学長クラスが Federal Research Public Access Act of 2006 (FRPAA) に反対の声明 DC Principle に賛成。

(2006. 9. 14) Public Library of Science (PLoS) に Bill & Mellnda Gates 財団から 110 万ドルの寄付 PLoS Neglected Tropical Diseases 発刊 (2007) のため (Medical News Today. 15 Sep 2006)。

(2006. 9. 12) BioMed Central Chemistry Central Journal を発刊 化学全分野をカバーする初めてのオープンアクセス雑誌。

(2006. 9. 7) 米国物理学会 (American Physical Society)FREE TO READ を発表 $975/Physical Review, $1300/Physical Review Letters。

(2006. 9) オープンアクセス雑誌 New Journal of Physics が Thomson の Essential Science Indicators によって物理学分野の Rising Star に認定される 英国物理学協会 (IOP) とドイツ物理学会の共同出版、引用数の増加が最大、829 論文が 3,187 回引用されている。

(2006. 9) Project Euclid に日本の数学雑誌登載 Hiroshima Mathematical Journal, Japan Journal of Industrial and Applied Mathematics, the Osaka Journal of Mathematics, Publications of the Research Institute for Mathematical Sciences, the Journal of the Mathematical Society of Japan、これまでに Nagoya Mathematical Journal, the Proceedings of the Japan Academy: Series A, the Tohoku Mathematical Journal が登載されている (SPARC enews, August-September, 2006)。

(2006. 8. 31) ThomsonScholarOneを買収 論文投稿・査読システム Manuscript Central などを提供 (日本語)。

(2006. 8. 22) BioMed CentralChemistry Centralを開設 Geochemical Transactions, Beilstein Journal of Organic Chemistry の論文および BMC Pharmacology, BMC Biochemistry, BMC Chemical Biology の化学関連論文をオープンアクセスで提供。

(2006. 8. 14) 米国化学会 (ACS)AuthorChoice を発表 非会員は $3000、会員及び購読機関には割引。

(2006. 8. 7) Wiley InterscienceFunded Access を発表 まず 45 雑誌、$3000。

(2006. 8. 1) 大英図書館と英国情報システム合同委員会 (JISC)が英国版 PubMed Central 開発に着手 (大英図書館 (BL)、University of Manchester、European Bioinformatics Institute (EBI). が開発受注 (BL の記者発表)。

(2006. 7. 27) 科学技術振興事業団 (JST) が平成 18 年度電子アーカイブ対象誌 65 誌を選定 英文誌 18 誌、混載誌 25 誌、和文誌 22 誌、デジタル化し Journal@rchive で公開。

(2006. 6. 27) Oxford University Pressオープンアクセス・オプション (Oxford Open) を発表 50 雑誌対象、Nucleic Acid Research は引き続きオープンアクセス雑誌。

(2006. 6. 26) 英国研究評議会 (Research Council UK) がオープンアクセスに関する態度を再確認 RCUK 傘下の研究助成機関から資金を得た研究についてはしかるべき公開のリポジトリに論文のコピーを提供することが必須となる、実施時期については個々の研究評議会がガイドラインを定める。

(2006. 6. 22) Thomson GaleAcademic OneFile を公開 Thomson Gale PowerSearch 上で利用、科学技術・医学・人文の 8000 雑誌 (無料閲覧できるものが多い) を索引、Thomson Scientific と協力し Web of Science ともリンク。

(2006. 6. 21) 英国王立協会 (The Royal Society) がオープンアクセス・オプション (EXiS Open Choice) を実験 300 ポンド/page、当初は 225 ポンド/page。

(2006. 6. 13) Oxford University Pressオープンアクセス実験の結果を発表 オープンアクセス雑誌 Nucleic Acid Research の経験など。

(2006. 6. 8) Microsoft が Windows Live Book Search のパートナーを発表 University of California (3400 万冊) と University of Toronto (1500 万冊) の各図書館、Open Content Alliance (OCA) のプロジェクト。

(2006. 6. 7) Public Library of Science (PLoS) が PLoS One を発表 公開討論方式を採用、今年末に公開予定。

(2006. 6. 2) 国立情報学研究所 (NII)が Springer と Oxford University Press の電子ジャーナルをアーカイブ 1000 誌 280 万論文、NII-REO に登載、NII-REO の IEEE 60 万論文、NII-ELS 270 万論文とあわせ、合計 610 万論文を大学に提供、国立大学図書館協会 (JANUL)公私立大学図書館コンソーシアム (PULC) との共同事業。

(2006. 6) 学協会出版社協会 (The Association of Learned and Professional Society Publishers: ALPSP)国際科学技術医学出版社協会 (International Association of Scientific, Technical and Medical Publishers: STM) が学術データのオープンアクセスに関する共同声明発表 研究から生まれたデータセット、生データは自由にアクセスできるべきである。

(2006. 6) Public Library of Science (PLoS) が投稿処理料金を値上げ 2006. 7. 1 より、PLoS Biology: $2500, PLoS Clinical Trial $2500, その他は $2000。

(2006. 6) 米国下院予算委員会は 2007 年予算案において、助成研究論文の最終原稿を PubMed Central に提出することを義務付けることを明記 最大 12 ヵ月の猶予期間 (The Alliance for Taxpayer Access, 2006/6/15)。

(2006. 6) 韓国政府は一流雑誌に論文が掲載された研究者に賞金を払うことに決定 6 月より、300 万ウォン ($3000) (Nature 記事および論説、Open Access News 2006/6/16)。

(2006. 6) 米国国立医学図書館 (NLM)PMC International を発表 国際的リポジトリのネットワークを目指す、Portable PMC (pPMC)、Literature Archiving Software Suite (LASS) を PMCI センターに提供。

(2006. 6) Nature公開査読を試行 査読に関する討論サイトも公開。

(2006. 5. 31) Harris オンライン調査によれば、米国市民は圧倒的に連邦政府の助成研究成果論文の無料公開を支持 80% が賛成、Wall Street Journal Online (2006. 5. 31)。

(2006. 5. 24) ElsevierSponsored Articlesオプションを提供 $3000 でオープンアクセス、当初は 6 雑誌対象。

(2006. 5. 11) Goole が「Goole ブック検索」の日本版を始動 年内にもサービス開始予定。

(2006. 5. 11) 英国 Wellcome 財団JICS米国国立医学図書館 (NLM) と協力して医学雑誌の 200 年分の過去分の電子化 (Medical Journals Backfile Project) を正式に開始 これらは PubMed Central でオープンアクセスとなる。

(2006. 5. 2) Blackwell Publishing が雑誌の過去分電子化を開始 500 雑誌、650 万ページ、1852 年に遡る。

(2006. 5. 2) 米国議会上院に Federal Research Public Access Act of 2006 (FRPAA) John Cornyn (共和党) と Joe Lieberman (民主党)、1 億ドル以上の研究予算を持つ連邦機関から助成を受けた研究成果論文は出版後 6 ヶ月以内に公衆アクセスされることを義務化。

(2006. 4. 11) MicrosoftWindows Live Academic Search のベータ版公開 Windows Live の一部、学術論文の検索可能、全文リンク、BibTex, Endnote 形式、RSS フィードに対応。

(2006. 4. 10) 米国国立衛生研究所 (NIH)公衆アクセス・ワーキンググループ (Public Access Working Group: PAWG)が論文の提出を義務付けることを提言 また 6 ヵ月以内に期間短縮 (Alliance for Taxpayer Access による。)

(2006. 3. 31) 欧州委員会 (European Commission)報告書が助成研究成果論文の OA アーカイブを勧告 関係者の意見を募集。

(2006. 3. 28)第 3 期科学技術基本計画」において、公的助成研究成果のオープンアクセスを主張 第 3 章 科学技術システム改革、3. 科学技術振興のための基盤の強化、(5) 研究情報基盤の整備、「研究者が公的な資金助成の下に研究して得た成果を公開する目的で論文誌等で出版した論文については、一定期間を経た後は、インターネット等により無償で閲覧できるようになることが期待される」、 3/28 に閣議決定。

(2006. 3. 27) 科学技術振興事業団 (JST) が日本の学術雑誌のアーカイブ Journal@rchive を公開 関係者の意見を募集。

(2006. 3. 22) 米国化学会 (ACS) 会長 E. Ann Nalley が NIH 公衆アクセス方針の強化の動きに懸念を表明するメールを会員に送付 原稿提出の義務付けと提出期限を 12 ヵ月から 6 ヵ月に短縮することは出版社の経営をおびやかし、学術出版システムに害をおよぼす。

(2006. 3. 2) 大英図書館 (British Library)Google Scholar とリンク Goolge Scholar で見つかった文献は BL の所蔵とチェックし、見つかればその複写を British Library Direct より提供。

(2006. 2. 28) 英国王立化学会 (RCS) が開発途上国に雑誌アーカイブを無料で公開 主としてアフリカ諸国。

(2006. 2. 1) 米国国立衛生研究所 (NIH)が、公共アクセス方針 (Public Access Policy)の実施状況に関する報告書を発表 提出された論文数は 2005. 5. 3-2005. 12. 31 の間に 1,636 件 (対象論文の 3.8%)、今後宣伝に努めるとしている。

(2006. 1. 31) 米国著作権局が、孤児著作物 (Orphan Works) の利用についてのガイドラインを公表 著作物の著作権者が見つからない場合、非商業的利用であれば、あとで著作権者が名乗り出ても弁償の必要はない。

(2006. 1. 30) ドイツ研究財団 (Deutsche Forschungsgemeinschaft: DFG)が研究助成対象者向けににオープンアクセス・ガイドラインを発表 機関リポジトリに提出するか、オープンアクセス雑誌に投稿するよう推奨。

(2006. 1. 23) 出版社、図書館、学会が電子ジャーナル保存のプロジェクト CLOCKSS (Controlled LOCKSS) 開始 スタンフォード大学図書館が開発した LOCKSS を利用、通常はアクセスできず、非常用のアーカイブ (dark archive)、参加者は American Medical Association, American Physiological Society, Blackwell Publishing, Nature Publishing Group, Oxford University Press, SAGE Publications, Springer, Taylor and Francis, John Wiley & Sons, Inc、Elsevier も支援。

(2006. 1. 17) SPARCSPARC Author Addendum の普及について Science Commons との協力を発表 著者が自分の論文をリポジトリに提供するなどの権利を記載。

(2006. 1. 12) 米国化学会 (ACS) が、公開後 12 ヵ月たった論文については著者が ACS の無料リンク URL を公開・配布することを認める 従来は無料部数が 50 までに制限されていたが、無制限となった、利用者は登録が必要。

(2006. 1. 11) Elsevier の雑誌 Reproductive Toxicology が、著者の最終原稿を出版社が直接 NIH の PubMed Central に提出することを表明 著者の希望による、しかし著者が直接 PubMed Central に提出することを禁止。

(2006. 1. 9) Nature Publishing Group がアジア太平洋地域で科学技術出版を強化する方針を表明 Nature Nanotechnology と Nature Photonics は編集部を東京に置く、また Shanghai Institutes for Biosciences (SIBS) と協力して Cell Research を発刊、Kidney International の日本語版を出版。

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