content-type
Type of Content (コンテンツ種別)
この要素を意味的に区別する主題またはコンテンツの種別。
備考
この属性の値には、情報クラス、セマンティック・カテゴリ、または要素をグループ化するための機能が含まれます。この属性は、医薬品、会社、または製品の名前; 属、種、科などの系統学用語。あるいは遺伝子、タンパク質、ペプチドなどの生物学的系の構成要素; などを識別します。この属性は、表のセルの内容が合計または小計であること、サイドバー (<boxed-text>) にケーススタディが含まれていること、あるいは <statement> が定理または証明であることを記録するためなどにも使用できます。
変換上の注意点: この属性は、このタグセット内の要素では直接記録できない意味的なタグ付けを記録するために使用できます。
表示/書式設定上の注意点: @content-type 属性を記載することにより、該当する要素を特別の方法で扱うことが指定できます。たとえば、単語、フレーズ、または構造に対して、印刷または表示の際に異なる外観を指定することができます。こうした書式設定は属性の値によって指定できます。たとえば循環器系のすべての語 (<named-content> 要素で識別される) を赤色にするとか、ケーススタディの背後に背景イメージを置くなどのことが可能です。
過去の版との相違点: NISO JATS につながったこのタグセットの再設計では、@content-type 属性が 60 以上の要素に追加されました。これは、“type” 属性が、タグセットを拡張せずに出版者のセマンティクスを保持するために有用なツールと考えられたためです。この属性は以下の基準に基づいて追加されました:
- 他に矛盾が生じなければ @content-type 属性を追加。
- 繰り返しができない要素 (<body> や <title-group> など) には @content-type 属性は追加しない。これらは “-meta” 要素すべてと、最上位の構造要素 (such as <front> や <back> など).
- #PCDATA OR-グル―プに属しており、その性質上 1 回以上の繰り返しが可能な要素には @content-type 属性を追加。
- ずてに “type” または “style” 属性を持つ要素には、2 番目となるこの属性は追加しない。
- グリフ関連の要素には @content-type 属性は追加しない。
- 空要素 (すべての個数要素など) には @content-type は追加しない。
次の要素に使用: <named-content>
値 | 意味 |
---|---|
文字、数字または特殊文字 | このタグ・スイートの他の要素では記述できない特別な機能を記述するため、<named-content> 要素内で識別または説明する。たとえば医学文献では、“body-system” または “gene”、経営学文献では、“product-name” または “stock-code” などが考えられる。 |
制限 | @content-type は必須; 該当する要素が使用される際はかならず記述しなくてはならない。 |
以下の要素に使用:
<abbrev>, <access-date>, <ack>, <addr-line>, <address>, <aff>, <ali:free_to_read>, <ali:license_ref>, <alt-text>, <annotation>, <app>, <app-group>, <array>, <author-comment>, <bio>, <boxed-text>, <caption>, <chem-struct>, <chem-struct-wrap>, <city>, <col>, <colgroup>, <comment>, <compound-kwd>, <compound-kwd-part>, <compound-subject>, <compound-subject-part>, <conf-acronym>, <conf-date>, <conf-loc>, <conf-name>, <conf-num>, <conf-sponsor>, <conf-theme>, <conference>, <contrib-group>, <contrib-id>, <copyright-holder>, <copyright-statement>, <copyright-year>, <corresp>, <country>, <data-title>, <date-in-citation>, <day>, <degrees>, <disp-formula>, <disp-formula-group>, <disp-quote>, <edition>, <elocation-id>, <email>, <era>, <fax>, <fig-group>, <fixed-case>, <fn-group>, <fpage>, <glossary>, <gov>, <graphic>, <inline-formula>, <inline-graphic>, <inline-supplementary-material>, <institution>, <institution-id>, <isbn>, <issn>, <issue>, <issue-id>, <issue-part>, <issue-sponsor>, <issue-title>, <journal-subtitle>, <journal-title>, <journal-title-group>, <kwd>, <license-p>, <long-desc>, <lpage>, <media>, <milestone-end>, <milestone-start>, <month>, <name>, <nested-kwd>, <note>, <object-id>, <p>, <page-range>, <patent>, <phone>, <postal-code>, <prefix>, <price>, <publisher>, <rb>, <ref>, <ref-list>, <related-object>, <role>, <rt>, <ruby>, <season>, <self-uri>, <series>, <series-text>, <series-title>, <sig>, <sig-block>, <source>, <speaker>, <speech>, <state>, <statement>, <std>, <std-organization>, <string-date>, <string-name>, <subject>, <subtitle>, <suffix>, <supplementary-material>, <table>, <table-wrap>, <table-wrap-group>, <tbody>, <td>, <tex-math>, <tfoot>, <th>, <thead>, <time-stamp>, <title>, <tr>, <trans-source>, <trans-title>, <trans-title-group>, <uri>, <verse-group>, <verse-line>, <version>, <volume>, <volume-id>, <volume-issue-group>, <volume-series>, <year>
値 | 意味 |
---|---|
文字、数字または特殊文字 | 関連する要素の個々のセマンティクスを指定/記述します。これは、過去のタグ付けの意味的内容を保持するために使用することができます。たとえば、たとえば、ある表のセルが合計または小計を示すものであることを記述します。これは、検索目的のために、ある要素が特定の情報分類に属することを示すためにも使用できます。 |
制限 | @content-type は任意属性です; 既定値はありません。 |
用例 1
JATS が定義していない意味的な違いを示すために用いる:
...
<collab>
<named-content content-type="program">Joint United
Nations Program on HIV/AIDS (UNAIDS)</named-content>,
<institution>World Health Organization</institution>,
Geneva, <country>Switzerland</country>
</collab>
...
用例 2
複合キーワードの各部分の役割を説明する:
... <kwd-group kwd-group-type="Inspec-class"> <compound-kwd> <compound-kwd-part content-type="code">B0260</compound-kwd-part> <compound-kwd-part content-type="text">Optimisation techniques</compound-kwd-part> </compound-kwd> ...</kwd-group> ...