<fn>

Footnote (脚注)

テキスト内の特定箇所に関連する追加情報。この資料はテキスト本文の一部であるとは考えられませんが、その代わりに出典として追加的に使用されたり、テキスト本文の一部または著者などといったメタデータ内の要素の注釈として使用されたりします。

備考

脚注 <fn> には、通常、単独では使用できない素材が含まれています。すなわち元のテキスト素材にすでに含まれている単語、フレーズ、または段落に関連し、したがってテキストの特定の場所に関連付けられている素材です。この素材は本文の一部とはみなされませんが、一部の本文や著者などのメタデータの要素の代わりに、加えて、あるいは出典として、または注釈をつけるための注として働きます。
冊子体では、脚注は伝統的に印刷されたページの下部、または記事の最後にまとめられたリスト (<fn-group>) として表示されます。各脚注の参照は数字または記号でマークされ、脚注のテキストの前には同じ数字または記号が付いています。これにより、読者はテキストをその参照に関連付けることができます。画面上では、脚注はクリック可能なアイコン、別のポップアップウィンドウ、記事の末尾にあるリンク付きのリスト (<fn-group>)、または別の脚注エリアとして表示されます。
<fn> への参照は <xref> 要素で行います。
言語: 元の文書と同じ言語ではない脚注 (たとえば、英語の文書のラテン語またはギリシャ語の脚注) を記述するには、脚注の @xml:lang 属性を使用します。
推奨用法: 脚注が記事の終わりにグループ化されている場合は、それらを <fn-group> に囲み、他の場合と同様に、テキスト中の <xref> 要素を使用してリスト中の各脚注をテキストの該当位置と結びつけます。

属性

コンテンツ・モデル

<!ELEMENT  fn           %fn-model;                                   >

拡張コンテンツ・モデル

(label?, (p)+)

記述方法

以下の順:

この要素は以下の要素内に含むことができます:

用例 1

表のフッターの中で:
...
<table-wrap id="TN0.170">
<label>Table</label>
<caption>...</caption>
<table frame="box" rules="all" cellpadding="5">
<tr>...</tr>...
<tr>...</tr>
</table>
<table-wrap-foot>
<fn-group>
<fn id="TF1-150"><p>Data not available for 1 trial.</p></fn>
<fn id="TF1-151"><p>P&#x003C;0.05 (random effects model).</p></fn>
</fn-group>
</table-wrap-foot>
</table-wrap>
...

用例 2

著者注記グループの中で:
...
<article-meta>...
<contrib-group>...</contrib-group>
<aff>...</aff>
<author-notes>
<fn fn-type="con"><p>Contributors: AF planned and initiated
the review, conducted literature searches, ...</p></fn>
<fn><p>Correspondence to: Dr Forster
<email>a.forster@leeds.ac.uk</email></p></fn>
<fn><p>Competing interests: None declared.</p></fn>
</author-notes>
...</article-meta>
...

用例 3

脚注グループの中で:
<article dtd-version="1.1">
<front>...</front>
<body>...</body>
<back>...
<ref-list>...</ref-list>
<fn-group>
<fn>
<p>Competing interests: None declared.</p>
</fn>
</fn-group>
</back>
</article>

用例 4

記事表題の中で:
...
<article-meta>
<title-group>
<article-title>Adaptins<fn id="FN206">
<p>Online version of this essay contains
supplemental tabular material.</p></fn>
</article-title>
<subtitle>The Final Recount</subtitle>
</title-group>
<contrib-group>
<contrib contrib-type="editor">
<name><surname>Pollard</surname>
<given-names>Thomas D.</given-names></name>
<author-comment>
<p>This essay constitutes the second article in the
&#x201C;Genome Annotation Series&#x201D; initiated by
Thomas D. Pollard, Essay Editor. The first essay, by
J.S. Berg, B.C. Powell, and R.E. Cheney, appeared in
the April 2001 issue of <italic>Molecular Biology of the
Cell</italic> (Vol. 12, Issue 4, pp 780&#x2013;794).</p>
</author-comment>
</contrib>
...</contrib-group>
...</article-meta>
...